2010年9月19日放送 第77回
自然界には意外な共通点のものがあります。
(1)
例えば、亀の甲羅、キリンの模様、蜂の巣、トンボの羽。
(2)
共通点は、六角形です。
(3)
六角形の不思議を解明する実験をしてみます。
(4)
用意したのは、二重になったアクリルの板。
この間にシャボン玉を次々と吹いていきます。
(5)
すると真ん中のシャボン玉が六角形になりました。
実はシャボン玉に、できるだけ面積を小さくしようとする “表面張力” という力が働いて、その結果、一番面積が少なく、安定する六角形になったのです。
六角形が、どれくらい安定しているのか、もうひとつ実験をしてみます。
(6)
用意したのは岐阜市の企業が生み出したプラスチックでできた六角形の構造体。
(7)
六角形の構造体は、触ってみるとペラペラのモノです。
協力:岐阜プラスチック工業株式会社
(8)
しかし、この構造体の上に乗っても・・・ビクともしません!
(9)
この構造体は、“ハニカム構造” と呼ばれるものです。
(10)
ハニカム構造は、蜂の巣と同じ構造なんです。
どんなスペースでも無駄なく区切ることができ、軽く、強いという、まさに自然が生み出した素晴らしい構造です。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。