でんじろう先生のはぴエネ!毎週日曜 よる8時54分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ解説で徹底解明します!

2010年9月26日放送 第78回

「自然のエネルギー(4)オーロラのエネルギー」

日本では、ほとんど見ることはできませんが、アラスカやアイスランド、北欧などで見られる壮大な自然の芸術が “オーロラ” です。


(1)
オーロラは、近代科学の父と呼ばれるガリレオ・ガリレイが名付けたと言われています。


(2)
自然現象のオーロラを人工的に作る装置があります。


(3)
真空ガラス容器と磁石、プラズマを使えば、再現できます。


(4)
オーロラは地球が巨大な磁石だからこそ起きる現象なのです。
協力:核融合科学研究所


(5)
棒磁石を使って簡単な実験をしてみます。
シャーレを地球に見立て、真ん中に棒磁石を入れ、その周りに茶漉しを使って鉄粉をまいてみます。


(6)
するとN極、S極に向かって鉄粉が動き、磁力線が見えます。


(7)
これと同じことが、南極北極を軸に地球にも磁力線が出ているのです。
※南極:N極 北極:S極


(8)
そこに太陽から “太陽風” と呼ばれるエネルギーが降り注ぎ、磁力線にぶつかったところでオーロラが生まれるというわけです。
太陽風は、電子を帯びた粒子です。
これが地球に注ぎ、磁力線にぶつかり、地球規模の発電をして光っているのです。


(9)
オーロラを引き起こす太陽風は、太陽の中で起きている核融合によって生まれるものです。
膨大なエネルギーを生み出す核融合は実現すれば、まさに夢のエネルギーになると言われています。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。