2011年2月13日放送 第98回
原子力発電の燃料となるウラン。ウランから驚くほどのエネルギーが出るんです。
こんな実験で例えてみましょう。
(1)
『オランダの涙』と呼ばれる涙の様な形のガラスは、溶かしたガラスを水の中で急激に冷やしたもので、とても硬くカナヅチでたたいても割れません。
(2)
でもペンチで根元を少し傷をつけてみると・・・
(3)
ものすごい勢いでバラバラに飛び散ります。
これは、ガラスが熱で溶けた状態から急に冷やされ固まったため、内側と外側が引っ張り合う無理な力がかかっていて、ちょっとしたきっかけで内部の巨大なエネルギーが解放され、一瞬でバラバラになったのです。
(4)
原子力発電では燃料となるウランの原子核に中性子をぶつける事で、ものすごいエネルギーが発生し核分裂を起こすのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。