2011年2月27日放送 第100回
原子力発電では原子炉に制御棒というものを差し込んで核分裂をコントロールしていますが、それをこんな実験で例えてみましょう。
(1)
熱し過ぎて、中華鍋の油に火が付いています。
その時、あえて、火に油を注ぐんです。
(2)
冷えた油が入る事で、油の温度が下がり燃える反応が止まり、火が消えるのです。
「火に油を注ぐ」 と実は消えるんです。
(3)
これは原子力の反応をコントロールする方法に似ています。
原子力発電では、原子炉に制御棒というものを差し込み、制御棒が核分裂を起こすきっかけとなる中性子を吸収し、コントロールしているのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。