2012年2月5日放送 第149回
今月は、寒い冬のエネルギーについて考えていきましょう。
道路に雪が積もった時、雪を溶かすためにまくのが「融雪剤」。
そんな融雪剤で雪が溶ける仕組みとは?
(1)
氷の板を用意します。
(2)
その氷の板に細かくした融雪剤をのせると・・・
(3)
融雪剤をのせた部分が溶けた!
(4)
溶けた部分の温度を測ってみると、温度が上がるどころか逆に激しく冷たくなっています。
(5)
融雪剤には主に 「塩化カルシウム」 が使われています。
塩化カルシウムが水に混ざると、0度では凍らなくなります。
そのため、今まで0度で凍っていた氷が溶けてしまうのです。
さらに、氷が溶けて水になる時、まわりからエネルギーを奪うので温度が下がっていたのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。