2012年4月8日放送 第158回
今月は筆記用具のエネルギーについてご紹介しています。
今日のテーマはサインペン。
ボールペンは上向きにして書くとインクが下がってしまい書けなくなってしまいますが、サインペンは逆さまでも書き続けられます。
一体なぜでしょう?
(1)
色を付けた水にガラス管をつけます。
しかし、何もおこりません。
(2)
そこで、このガラス管を熱してひっぱると、とても細いガラス管ができます。
この細くなったガラス管を、先ほどと同じように色を付けた水につけると・・・
(3)
水がガラス管の中を上がってきた!
(4)
これは毛細管現象と呼ばれるもので、細い管であれば、水が表面張力をエネルギーに重力に負けず上へと昇っていきます。
サインペンは中綿に染み込んだインクが毛細管現象で繊維を伝わってペン先に染み出ます。
これは重力に負けないエネルギーなので、上向きでも書けるんです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。