2012年7月22日放送 第173回
今月は医療のエネルギーについてご紹介しています。
栄養剤や薬などを送り込む点滴。点滴といえば高い位置に吊るしますが、なぜ、高い位置に吊るす必要があるのでしょう?
(1)
点滴の装置を用意しました。
(2)
人間の血管を風船に見立ててあります。
(3)
風船に点滴の針の部分が刺してあります。
(4)
この状態で点滴の袋を高い位置に上げると・・・
(5)
点滴の水が風船の中に入った!
(6)
血管には血液の圧力、血圧があり、血圧より高い圧力をかけないと、液体は血管の中に入っていきません。
そこで、点滴の袋を高い位置に上げることで位置エネルギー、つまり落差によるエネルギーで圧力を上げて血管に薬などを送り込んでいるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。