でんじろう先生のはぴエネ!毎週日曜 よる8時54分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2012年8月5日放送 第175回

「電気にまつわるエネルギー 送電線の秘密」

当たり前のように私たちの手元に届く電気。
実は家庭に電気が届く間にも様々なエネルギーが関わっています。
今日は、電気を運ぶ「送電線」に注目してみます。
主に送電線に使われる金属は「銅」。なぜ、銅が使われているのでしょうか?

(1)
豆電球がついた2つの家があります。まずは、短い鉄線と銅線をそれぞれにつないで、電気を流してみます。


(2)
鉄線の電球と銅線の電球は同じ明るさです。


(3)
次に、鉄線と銅線を長くし、電気を流します。すると・・・


(4)
鉄線の方は暗くなり、銅線の方は明るいまま!


(5)
銅は電気の流れやすさ、電気伝導率が鉄などに比べて高いのです。
銅を使うことで、電気エネルギーをロスなく送ることができるのです。


(6)
沢山電気を送る場合は、電線が太くなるので、銅では重すぎます。
そこで、軽くて電気が流れやすい「アルミ」と、硬くて強い「鉄」を芯にした電線になっています。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。