2012年9月16日放送 第181回
火災が起こった時などに備えて、ビルや家庭におかれているのが消火器です。
何でも燃やしてしまう火のエネルギーをどうやって消火器は止めているのか?
(1)
水槽に火のついたロウソクが並べてあります。
(2)
中に何も入っていないバケツがあります。
(3)
このバケツを水槽に向けてひっくり返してみると・・・
(4)
ロウソクの火が消えた!
(5)
さらに水槽の中にシャボン玉を吹きかけてみると・・・
(6)
シャボン玉が宙に浮いた!
(7)
何も入っていないように見えましたが、バケツの中には二酸化炭素が入っていました。物が燃えるには「燃えるもの」「熱」「酸素」が必要です。
空気より重い二酸化炭素が水槽の空気(酸素)を追い出したので、ロウソクの火は消えたのです。一般的な粉末状のものを吹き出す消火器は、吹き付ける粉末で主に酸素を奪って火を消しているのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。