でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2012年11月10日放送 第189回

「燃料にまつわるエネルギー 電気のはじめ」

火力発電を行う上で、不可欠な燃料。様々な燃料によって電気は生み出されています。
そんな電気と私たち人類の付き合いは、いつからなんでしょうか?

(1)
これは琥珀(こはく)です。
琥珀とは木の樹脂が地中深くで固まった鉱石です。


(2)
別の小さな琥珀がヤジロベーに取り付けてあります。


(3)
大きな琥珀をカシミヤのマフラーで丁寧にこすります。


(4)
こすった琥珀をヤジロベーの琥珀に近づけると・・・


(5)
ヤジロベーが動いた!


(6)
こすった琥珀に静電気が発生し、反発した為、ヤジロベーが動いたのです。
実は、これが人類が電気を発見した瞬間だったのです。


(7)
発見したのは紀元前600年頃の哲学者タレスだと言われています。
当時、琥珀の棒を猫の毛皮でこすると鳥の羽毛を引き付けることが知られていました。
タレスはこのことから、琥珀は、こすると磁力を持つと考えたが、実は、静電気だったのです。


(8)
電気のことを英語で「エレクトロシティ」と言います。
この語源は、ラテン語の「エレクトリカ(琥珀のような)」という意味からきているのです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。