2013年1月19日放送 第199回
今から70年前、イラクのバグダッドで驚きの発見がありました。
			紀元前のものと思われる発掘物が、電気をつくりだす電池ではないかと話題になったのです。
			それは「バグダッド電池」と呼ばれています。
			「バグダッド電池」とはどういうものなんでしょうか?
				
				(1)
これはバグダッド電池の模型です。
				
				
				(2)
高さ10cm、直径3cmほどのツボの中に固定された銅の筒が入っていて、さらにその中に鉄製の棒が差し込まれていました。
本当に電気を作り出すことができるのが、再現してみましょう。
				
				
				(3)
食塩水の入ったビーカーを用意します。
これがツボの代わりです。
				
				
				(4)
銅管の中に、鉄線を30本程度束ねたものが入っています。
				
				
				(5)
それぞれのビーカーをコードでつなげ、さらにモーターにつないでみると・・・
				
				
				(6)
プロペラが回った!
				
				
				(7)
ビーカーの中で食塩水に鉄が溶け、電気の元となる電子が発生し、その電子が銅管の方へ移動することで、電気が生まれます。
				
				
				(8)
4つのビーカーで電気が発生し、それぞれのビーカーをコードでつないだため電気が流れ、モーターが回ったのです。
				
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
		その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
		特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。