2013年4月6日放送 第210回
火力発電の燃料となる液化天然ガスを運ぶ船のタンクは、球形になっています。
なぜ、丸みをおびた形になっているのでしょうか?
(1)
ピストンと同じ厚さの2つのフラスコが繋がっています。
(2)
片方のフラスコは球形。
もう一方は角ばったフラスコになっています。
(3)
2つのフラスコとピストンには水が入っていて、ピストンを押し込むと2つフラスコに同じ力で内側から圧力がかかる仕組みになっています。
(4)
ピストンを押し込むと・・・
(5)
四角い方だけ壊れた!
(6)
四角など角がある場合、圧力による力のかかり方が均等でなくなります。
(7)
球形にすると内側からの圧力が均等にかかるため、球形の方が圧力に強いのです。
液化天然ガスが入ったタンクの中はかなり高圧になっているため、球形のタンクになっているのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。