でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2013年4月20日放送 第212回

「鉄の船はなぜ浮かぶ?」

鉄は普通、水に沈みます。
では、なぜ鉄の塊であるタンカー(船)は水に浮かぶのでしょうか?

(1)
水の中に沈んでいる石ころを、もう一つの液体の方に移すと・・・


(2)
石が浮いた!


(3)
この液体は、水ではありません。
水よりもかなり重い液体なのです。
その為、「大きな浮力」が生まれ石が浮いたのです。
では、浮力とはどんなものなのでしょうか?


(4)
こちらに鉛の板を丸めたものがあります。


(5)
これを水の中に入れると、当然沈みます。


(6)
この鉛の板を船の形にして、水に浮かべてみると・・・


(7)
鉛の船が浮いた!


(8)
水の中では、その物体が水を押しのけた力と同じ力で押し返されます。
これを「浮力」といいます。
鉛が丸いときは、水を押しのける体積が小さいため、押し返す力も小さく浮きません。
しかし、船の形にすると、水をよりたくさん押しのけるので、大きな力で水に押し返されて浮きます。
つまり、鉛を船の形にすることで「浮力」が大きくなったのです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。