2013年4月27日放送 第213回
電気を大量に貯めておくことはできません。
しかし、古くから科学者たちは「電気を貯める」ということにチャレンジしてきました。
その原点ともいえる実験をやってみましょう!
(1)
アルミ箔を貼ったバケツを用意します。
(2)
静電気発生装置を使って、バケツに静電気を貯めていきます。
(3)
バケツにアルミ箔の棒を近づけると・・・
(4)
放電した!
(5)
これは、18世紀、オランダのライデン大学で発明された「ライデン瓶」と呼ばれる装置です。
(6)
プラスチックのバケツには、内側と外側にアルミ箔が貼ってあります。
そこに静電気を送ると、例えば、内側のアルミ箔にマイナスの電気が溜まります。
(7)
すると、外側のアルミ箔には反対のプラスの電気が引き寄せられ、アルミ箔の表面に溜まっていくのです。
そこで、両方のアルミ箔を繋げると、溜まった電気が流れ、放電したのです。
しかし、電気を貯められるとはいえ、大した量ではないので、実用性はなかったそうです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。