2013年6月1日放送 第218回
電気の消費量は一般的に昼間多く、夜は少なくなります。
消費量が少なくなる夜の間に電気を貯めておく方法があります。
岐阜県の奥美濃水力発電所。ここで行われているのが「揚水式水力発電」
高い場所にあるダムと低い場所にあるダムの高低差を利用して水力発電を行っています。
「揚水式水力発電」の仕組みを再現してみましょう。
(1)
これは水力発電を簡単に再現した装置です。
(2)
発電機があり、LED電球に繋がっています。
(3)
高い場所に水が入ったバケツがあります。
バケツの紐は発電機の軸に繋がっています。
(4)
バケツを下に落としてみると・・・
(5)
電球が点いた!
水の入ったバケツが下に落ちる力で発電機を回し電球が点きました。
これがいわゆる水力発電の原理です。
(6)
下に落ちてしまった水を電気を使ってポンプでくみ上げます。
(7)
持ち上げた水でもう一度発電します。
このように下の水をくみ上げることで、また発電できます。
(8)
消費量が少ない夜中に電気を使って水を高い所へ上げておき、消費量の多い昼間に再び発電に使う。これが揚水式水力発電なんです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。