2013年9月28日放送 第235回
現在、様々な地震対策がありますが、最近では「免震構造」と呼ばれる地震の対策をした建物が増えています。
免震構造とはどのようなものなのでしょうか?
(1)
2枚の板があり、上に積み木が乗っています。
(2)
2枚の板の間にはキャスターがついていて、針金でしっかり固定されています。
(3)
この状態で板を揺らすと、当然積み木は倒れてしまいます。
(4)
次に固定してある針金をゴムに変えて、揺らしてみると・・・
(5)
積み木が倒れない!
(6)
これがいわゆる免震構造なのです。
2枚の板の間に挟んだキャスターとゴムによって揺れが吸収され、積み木自体の揺れが少なくなり、倒れなかったのです。
(7)
静岡県御前崎市にある浜岡原子力発電所。
発電所内にあるこちらの建物の中には、緊急時に必要な対策や指令を行う本部室があります。
(8)
こちらの建物は免震構造になっています。
建物の柱と地面の間には免震用のゴムが入っています。
さらに、建物はダンパーによって地面と繋がれ、これらによって地震による揺れが吸収され、建物全体の揺れを抑える構造になっているのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。