2014年3月1日放送 第257回
湯沸かし器などで一定の温度のお湯が沸くのは「サーモスタット」という装置のおかげです。
サーモススタットとはどのような装置なのでしょうか?
(1)
これが今回の実験装置。
電球の下に紙があります。
(2)
この紙は片面が黒く塗った普通の紙。
もう片面はアルミになっています。
(3)
電球は銅線と紙で繋がっています。
(4)
電源を繋げてみると・・・
(5)
電球が点いたり消えたりしている!
(6)
下側のアルミは電球によって温められると、膨張しますが、上側の黒い紙はあまり膨張しません。
そのため、反りあがります。
すると銅線から離れ、電球が消えます。
(7)
銅線から離れ電球が消え、冷えるとアルミは縮みます。
すると、元に戻って銅線に接触することで再び電球が点きます。
これを繰り返しているのです。
(8)
実際のサーモスタットは2種類の違った金属を使っています。
重なった2種類の金属に熱を加えると、金属によって膨張する度合いが違うため、反っていきます。
すると接触部分が離れ、スイッチが切れるのです。
(9)
金属の熱膨張についてもう一つ実験してみましょう。
金属の球と穴をあけた金属板があります。
(10)
片方の穴は球が通りますが、もう片方の穴は通りません。
(11)
そこで、金属板を熱して、もう一度やってみると・・・
(12)
両方とも通るようになった!
(13)
穴のあいた金属板を熱すると、膨張して穴が大きくなるんです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。