2014年4月12日放送 第263回
光に関する不思議な性質を実験します。
(1)
火をつけたバーナーに、塩化銅をつけた棒をかざしてみると炎は緑色になります。
塩化リチウムをつけた棒をかざしてみると炎は赤くなります。
食塩(塩化ナトリウム)をつけた棒をかざしてみると炎はオレンジ色になります。
(2)
これは炎色反応と言って、金属を炎に入れると、種類によって特有の色の炎になる現象です。
(3)
アルコールランプに塩をかけて火を点けると・・・
(4)
炎は炎色反応でオレンジ色になります。
ここにある特殊な光を当てると・・・
(5)
オレンジ色の炎が黒っぽくなった!
(6)
当てた光の色に秘密があります。
これはナトリウムランプというものです。
(7)
この中にナトリウムの蒸気が詰まっていて、そこに放電することで明るいオレンジ色の光が生まれます。
(8)
そして、アルコールランプにかけた塩は塩化ナトリウム。
(9)
二つともナトリウムによってオレンジ色の光になっています。
さらに、ナトリウムランプのオレンジ色は、アルコールランプのオレンジ色に比べとても明るいので、炎は黒く見えたのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。