2014年4月26日放送 第265回
電灯が発明される以前にあった照明。
劇場などの舞台照明、現在でいうスポットライトのような形で使われていた照明を再現実験。
(1)
当時の雰囲気にするため、実験は舞台風の飾りにしました。
(2)
これは石灰です。
身近なところでいうと、黒板に書くのに使うチョークなどに使われている物質です。
(3)
この石灰を、酸素と水素を混ぜた気体の炎で焼くと・・・
(4)
強力で明るい光がでます。
(5)
この光る部分に反射板を置くと・・・
(6)
スポットライトになった!
(7)
これはライムライトと言います。
ライムとは石灰のことで、「石灰の光」という意味です。
(8)
酸素と水素を合わせることで、炎の温度は2800℃近くに達します。
物質は高温になると明るい光としてエネルギーを放出します。
2800℃もの高温で、石灰が熱せられたので、明るく光ったのです。
当時、劇場ではこの光をレンズを通して劇場の舞台にあてていたそうです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。