2014年5月17日放送 第268回
イギリスの物理学者、ジョン・フレミング。
フレミングは電気に関するある法則を、手の指の形を使って表現しました。
ある法則とは?
(1)
こちらにシーソーがあります。
(2)
金属の棒が乗っていて、その下にあるバネと接触しています。
(3)
このバネは導線によって電球と電源に繋がっています。
(4)
まず、電源を入れます。
(5)
そして、磁石を近づけると・・・
(6)
シーソーが動いた!
(7)
なぜシーソーが動いたのか?
これがフレミングの左手の法則です。
中指が電気が流れる方向、人差し指が磁界の方向、親指が力が働く方向です。
(8)
この実験の場合、バネを通して金属の棒に電気が流れます。
そこに磁石から磁界の影響を受けると、シーソーを上向きに押し上げる方向に力が働きます。
(9)
金属の棒がバネから離れると、電気が流れなくなり、上向きの力が消え、シーソーが自分の重みで元の位置にもどります。
この繰り返しでシーソーが動いたわけです。
(10)
つまりフレミングは「電気と磁界と発生する力の関係」を左手の指の形で表現したのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。