2014年5月24日放送 第269回
フランスの物理学者、ピエール・キュリー。
妻のマリー・キュリーと共に放射性物質の研究をしたことで有名ですが、電気の分野でも面白い発見をしています。
どんな発見だったのか?実験してみましょう!
(1)
こちらが実験装置です。
(2)
二股に分かれた針金があり、その先には磁石があります。
(3)
では、ランプに火をつけて二股のうち、片方を熱してみると・・・
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自然に動き出した!
(5)
針金は磁石の影響をうけて磁力を持っています。
実は、磁力を持つ物質は熱せられると磁力を失う性質があります。
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その温度を「キュリー点」と言います。
熱せられた針金が磁力を失うと、もう一方が磁石に引き寄せられます。
(7)
けれど、そこにはランプがあるので、引き寄せられた方の針金も熱せられ、磁力を失います。
その時、前に熱せられていた針金は冷えて磁力が復活。
再び磁石に引き寄せられます。
これを繰り返していたのです。
(8)
こうしてずっと動くのでこれを「キュリーエンジン」とも言うのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。