2014年7月26日放送 第278回
家やビルなどの壁に使われている「鉄筋コンクリート」。
鉄とコンクリートを組み合わせて、丈夫な建物を作っているわけですが、なぜ、鉄筋コンクリートは丈夫なのでしょうか?
(1)
コンクリートの代わりに石膏で作った柱があります。
(2)
コンクリートや石膏の性質として縦の力、上からの圧力にはとても強いのです。
その証拠に柱を縦にしてその上に乗ってみると・・・
(3)
この通り、びくともしません。
(4)
では、横の力にはどうでしょうか?
柱を横にして、真ん中に受け皿が吊り下げてあります。
(5)
ここに鉛玉を入れていくと・・・
(6)
2杯で折れた!
(7)
つまり、石膏やコンクリートは曲げるような力に対しては弱いのです。
(8)
では、真ん中に鉄筋を入れたもので試してみると・・・
(9)
3杯入れても折れない!
曲げるような力に対して弱いコンクリート、それを補強するために、コンクリートの骨として鉄筋を入れると、曲げるような力にも強くなり全体的な強度も増すのです。
これがいわゆる鉄筋コンクリートなのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。