でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2014年9月13日放送 第285回

「防災グッズ 便利な固形燃料」

防災グッズとして是非、揃えておきたいのが固形燃料です。
固形燃料があれば、暖をとったり、料理をすることができます。
固形燃料とはどんなものなのでしょうか?

(1)
二つの透明な液体があります。
これを混ぜ合わせて、ひっくり返すと・・・


(2)
固まった!


(3)
透明な液体はアルコールと融雪剤などで使われる酢酸カルシウムの水溶液で化学反応によって固まります。


(4)
これをスプーンにとり、火をつけると、燃えます。
これはアルコールが気化して燃えているのです。
これが固形燃料です。


(5)
固形燃料に近いものが、身近なモノで手作りできます。
用意するのは廃油。
廃油を80度ぐらいまで温度を上げます。


(6)
ここに、市販されている油を固める凝固剤を溶かします。


(7)
凝固剤を溶かした油を、器に移します。


(8)
この時、ティッシュペーパーで作った芯を差し込んでおきます。


(9)
その後温度を下げると、固まります。
これで固形燃料の完成です。


(10)
固形燃料は火力が強いので、料理などに使えます。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。