2014年11月29日放送 第296回
火山の多い日本で期待されている再生可能エネルギー、それが「地熱発電」です。
そんな地熱のパワーで起こる不思議な現象が「間欠泉」。
熱湯と蒸気が間隔を開けて噴き出す間欠泉は、どのような仕組みになっているのでしょうか?
(1)
長いガラス管の上に器が取り付けてあります。
ガラス管の先は閉じられていて、中に水が入っています。
(2)
ガラス管の部分が地中、器が地上だと思って下さい。
(3)
ガラス管の下の金属をバーナーで温めてみると・・・
(4)
水が噴き出した!
(5)
バーナーによって温められた水が蒸発して水蒸気になります。
蒸気になると体積が増えるので、ガラス管の上の方の水が押し上げられ吹き上がります。
一度吹き上がると蒸気の圧力が下がり落ち着きます。
これが「間欠泉」の仕組みなのです。
(6)
地熱発電は、地下の熱で地下水が温められて生まれた天然の蒸気の力でタービンを回し、発電するものなのです。
蒸気は水にし、地中に戻して再利用しています。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。