でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2014年12月6日放送 第297回

「発泡スチロールのリサイクル」

身近なものをリサイクルすることは、省エネにつながります。
例えば「発泡スチロール」。
発泡スチロールはどのようにしてリサイクルするのでしょうか?

(1)
発泡スチロールの板があります。
手袋をした先生が手を押し当てると・・・


(2)
手の形に突き抜けた!


(3)
先生の手袋には、ある液体が染み込んでいました。
液体の正体は「アセトン」。マニキュアの除光液などで使われるものです。


(4)
では、アセトンの中に直接、発泡スチロールを入れると・・・


(5)
このように発泡スチロールはあっという間に溶けました。
アセトンは発泡スチロールを溶かすことができるのです。


(6)
この時、溶け残ったものがあります。
これを集めて熱と蒸気を加えて再び発泡させると、もう一度発泡スチロールを作ることができる。
つまりリサイクルできるのです。


(7)
発泡スチロールのリサイクルの現場では、身近なものに含まれている液体も使われています。
薄くスライスした発泡スチロールにオレンジの皮の汁を吹きかけると・・・


(8)
穴が開いた!
柑橘類の皮には、「リモネン」という液体が含まれており、アセトンと同じように発泡スチロールを溶かす事ができるんです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。