2015年8月22日放送 第334回
紐を引くだけで熱くなるお弁当。
あれは、化学反応を利用して熱を生み出しているのです。
熱に関する面白い実験をしてみましょう!
(1)
ボウルの中にある物質が入っています。
中にあるシャーレに生卵を入れます。
(2)
中の物質に水を注ぎます。
すると・・・
(3)
目玉焼きができた!
(4)
中に入っていたのは酸化カルシウムという物質で、水と反応して水酸化カルシウムになる時に発熱します。
実は、これが熱くなるお弁当に使われている原理なのです。
(5)
今度はこちら。
白い粉状の物質で尿素と言います。
(6)
アルミ缶に水を入れて、尿素を入れます。
(7)
そして、混ぜるためのビー玉を入れて、激しく振ります。
すると・・・
(8)
缶の外側に氷ができた!
(9)
尿素は水と結びつく時、吸熱反応と言って、周りから熱を奪います。
その結果、急激に冷えて、缶の表面が凍ったのです。
これは、市販されている「冷却パック」などで使われている原理なのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。