でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2015年10月24日放送 第343回

「顕微鏡を作ろう!」

モノが大きく見える顕微鏡。
実は初期の顕微鏡は、とても簡単な仕組みでした。

(1)
簡単に顕微鏡を作ってみます。
使うのはタブレットのカメラ機能です。


(2)
まずは、めん棒を普通に見てみます。
拡大しようとレンズに近づけると、ピントが合わず、ボケてしまいます。


(3)
そこで、レンズ部分に水滴を落とします。
この状態でめん棒を見てみると・・・


(4)
このように拡大して見る事ができ、めん棒を近づけてもピントが合います。
つまり、水滴がレンズになっている訳です。


(5)
このような顕微鏡を「単レンズ顕微鏡」といいます。
単レンズ顕微鏡で、世界で初めて微生物を見たのが、オランダのレーウェンフックという人物です。


(6)
では、ガラスでレンズを作って、もっと拡大できる顕微鏡を作ってみます。
ガラス管を溶かして、薄く大きく膨らませます。


(7)
そこに、溶かしたガラスを水滴のように落とすと、落とした部分がレンズになります。


(8)
そのレンズをプラスチックの板に挟み、タブレットのレンズ部分の上に置きます。
では、このレンズで池の水を見てみると・・・


(9)
微生物が見えた!


(10)
ガラスを水滴のように落としたことで、凸レンズができたのです。
レーウェンフックはこのような方法でレンズを作ったのではないか?と言われているのです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。