でんじろう先生のはぴエネ！毎週土曜 午前１１時３５分～　私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します！

凧をうまくあげるコツを教えましょう！

（１）
凧をあげるコツの１つに「糸目」があります。
糸目とは、凧の表面に取り付けて、あがり具合を調節する糸のことで、バランスを取る上で、とても重要です。

（２）
そこで、こんな実験をしてみましょう。折り曲げた紙があります。
これが凧です。
まずは、糸を一番上に取り付けてあげてみると・・・

（３）
引っぱられているだけで、うまくあがりません。

（４）
一番上に糸をつけて引っぱると、紙は空中で水平になってしまい、あがりません。
凧をあげるには、風をうまく受け止め続けることがポイントですが、糸が一番上だと、風が後ろに流れてしまうのです。

（５）
次に紙の真ん中の位置に糸を取り付けて、あげてみます。
すると・・・

（６）
凧が空中で上下に揺れしまい、不安定な飛び方になってしまいます。

（７）
糸目が真ん中だと、糸の上部分と下部分、両方で同じぐらいの風を受けます。
この時、風を受ける強さが少し変わるだけで、凧の上下でバランスが崩れ、うまくあがらないのです。

（８）
では、上から３分の１ぐらいの場所に取り付けて、あげてみましょう。

（９）
凧があがった！

（１０）
糸目がこの位置だと、凧がバランスよく風の力を受け、うまくあげることができるのです。

（１１）
うまく工夫すれば、こんな「連凧」も作れます。
色々な凧を作って、あげてみましょう！