2016年1月16日放送 第355回
この季節、とてもやっかいな静電気。
どうして静電気は体にたまるのか?
面白い装置を使って静電気の性質に迫ってみよう!
(1)
これが静電気発生装置です。
(2)
上の金属の球に触れながら、細かく切った紙に手を近づけると・・・
(3)
紙が手にくっついていく!
(4)
さらに、こちらの蛍光灯を装置に近づけると・・・
(5)
蛍光灯が光ります!
これは、金属の球にたまった静電気が生み出す現象です。
(6)
その証拠に、こちらの金属球を近づけると・・・
(7)
このように放電します。
では、どのように上の金属の球に静電気がたまっているのでしょうか?
(8)
この装置の中では、ローラーによってゴムベルトが回転しています。
下の方で、ローラーとゴムベルトの摩擦によってマイナスの電気が発生します。
(9)
発生したマイナスの電気は、ゴムベルトによって上へ、運ばれていきます。
運ばれたマイナスの電気は、この金属の球の中に、どんどんたまっていくのです。
(10)
この装置を「ヴァンデグラフ起電機」といいます。
(11)
実は、人の体に静電気がたまるのも、基本的には同じ仕組みです。
衣服などがこすれ、静電気が発生し、ゴムの靴によって発生した静電気が逃げにくくなるため、体にたまるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。