2016年2月13日放送 第359回
チューブに入った透明な液体を使った科学マジック
(1)
透明な液体が入ったチューブに穴を開けます。
すると・・・
(2)
液体が白くなった!
(3)
もともと、ホースの中に入っていたのは、液体の二酸化炭素。
白くなったのは、固体の二酸化炭素。
つまり「ドライアイス」になったのです。
(4)
二酸化炭素の固体であるドライアイス。
しかし、ドライアイスは液体にならず、固体から直接気体の二酸化炭素になります。
(5)
普通、物質は固体、液体、気体の3態に変化します。
(6)
でも二酸化炭素は、空気中、いわゆる1気圧では、固体と気体でしか存在できないのです。
では、液体の二酸化炭素を作るにはどうすればいいのでしょうか?
(7)
透明なチューブの中にドライアイスが入っています。
(8)
チューブの端には気圧計が取り付けられています。(気圧計0=1気圧)
ホースの口を閉じ、ホースの中を密閉した状態にすると・・・
(9)
ドライアイスが液体になった!
(10)
気圧計は0.4を指しています。
およそ5気圧まで上がりました。
つまり、圧力を上げることで、液体の二酸化炭素を作ることができるのです。
(11)
この状態で、ホースを閉じていた栓を開けると・・・
(12)
液体が固体(ドライアイス)に戻りました。
栓を開けて、圧力が下がったことで激しく液体が蒸発して、温度が急激に下がり、液体が固体のドライアイスになったのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。