でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2016年5月7日放送 第371回

「古代の鏡づくり」

昔の鏡はどうやって作っていたのか?
今回は、銅を使って古代の鏡づくりを再現します。

(1)
こちらの銅、金属とはいえ、かなり柔らかい素材です。


(2)
そして、こちらはスズです。
こちらも柔らかい素材です。


(3)
この二つの金属をバーナーで溶かしながら、混ぜていきます。


(4)
まずは、スズを溶かします。


(5)
溶けたスズの中に銅を入れます。
銅だけでは溶ける温度は高い(約1085℃)が、スズを混ぜることで、溶けやすくなります。


(6)
溶かした金属を、型に流し込みます。
すると・・・


(7)
メダルみたいに固まった!
さらに、これを磨くと・・・


(8)
鏡になっている!
これは「青銅鏡」と呼ばれるモノです。


(9)
銅とスズを混ぜることで、「青銅」と呼ばれる合金になったのです。


(10)
元々、銅やスズ、単体では柔らかい金属でした。
しかし、混ぜて合金にするとかたくなるのです。


(11)
青銅でナイフを作ってみました。
紙を切ってみましょう。


(12)
よく切れますね!
青銅は古くから貴重な金属の素材として、鏡や刃物などで使われていた合金なのです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。