でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2016年5月14日放送 第372回

「水にまつわる古代の技術」

水にまつわる古代の技術を紹介します!

(1)
プールに水が入っています。
ここから上のタライに水を上げるには、どうすればいいのか?


(2)
こんな道具を作ってみました。
筒に透明なチューブをらせん状に巻きつけた装置です。
チューブの端をプールに入れ、ぐるぐる回します。
すると・・・


(3)
水が上がっていく!
これはアルキメデスのポンプと呼ばれる装置です。


(4)
筒が回転し、プールから汲まれた水は、チューブの中で低い位置にとどまろうとします。
この状態で回し続けると、水がらせん状のチューブの中を移動します。
その結果、徐々に水が上がっていくのです。


(5)
古代エジプトでは、ナイル川の水を汲み上げるために、この装置が使われていたのです。


(6)
もう一つ、水を使った面白い装置を作りました。
一番上の容器に水を入れると・・・


(7)
噴水になった!
これは、ヘロンの噴水と呼ばれるモノです。


(8)
3つの容器は細いチューブでつながっています。


(9)
一番上に注いだ水が、一番下の容器に落ちて、中の空気を押し出します。


(10)
その空気が真ん中の容器の中の水面を押します。


(11)
すると、水が一番上の噴水口へ押し出されて、噴き出すのです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。