2016年5月28日放送 第374回
おもちゃを使って超伝導体の不思議に迫ります!
(1)
こちらに、サルが雲に乗っている孫悟空のようなおもちゃがあります。
雲の部分に液体窒素を入れます。
(2)
小さな缶にも液体窒素を入れ、その缶を雲の中にセットします。
そして、板の上に置くと・・・
(3)
おもちゃが勝手に走り出した!
さらに、板の上に紙を置いても、その上を通過します。
つまり、おもちゃは浮きながら走っているのです。
(4)
浮きながら飛んでいた雲の中には、『超伝導体』というもの入っていて、液体窒素で冷やされていました。
(5)
そして、飛んでいた板の下には、ネオジム磁石という、とても強力な磁石が並んでいたのです。
(6)
浮いているおもちゃの後ろからは、気化した液体窒素が噴き出しています。
これが推進力となり、動いていたのです。
(7)
ポイントとなる超伝導体がこちらです。
これが雲の中に入っていました。
しかし、このままでは、磁石に浮きません。
(8)
超伝導体を液体窒素で冷やします。
すると・・・
(9)
磁石に浮いた!
このように冷やすことで超伝導体は浮くようになるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。