2016年8月27日放送 第387回
水を使ったマジックをご紹介します!
(1)
水が入ったペットボトルがあります。
念力で中に浮かんでいるモノを自在に動かします。
(2)
ペットボトルに手をかざすと・・・
(3)
模型が勝手に動いた!
さらに先生が「止まれ!」と言うと・・・止まった!
(4)
これは、「浮沈子(ふちんし)」と呼ばれるモノで、昔からあるオモチャです。
(5)
タネあかしをすると、実は、ペットボトルを少しだけ握っていたのです。
(6)
分かりやすいように、浮沈子を透明にした模型で説明します。
模型の底には穴があいていて、中には空気が入っているため、浮いています。
(7)
ペットボトルを少しだけ握ると、行き場を失った水が、模型の中の空気を押し縮め入っていきます。すると模型は、水が入った分、重くなるので沈みます。
(8)
沈んだ状態で手を放すと・・・模型の中の水が抜けて、軽くなるため、浮きます。
(9)
ペットボトルを握るのをうまく加減すれば・・・真ん中で止めることもできます。
このように、ペットボトルを握ったり、手を放したりを繰り返すことで、模型を動かしていたのです。
(10)
今度はやわらかいペットボトルではなく、「ガラス瓶」です。
中に水と先ほどと同じ模型が入っています。このような硬いガラス瓶でも、少し力を入れて握れば・・・
(11)
模型が動いた!
模型が動いたということは、硬いガラス瓶が変形したということです。
見た目にはわからないほどの変形でも、模型の中の空気が押され水が入り、重くなるので沈むのです。
(12)
この模型は、しょう油さしやストローなどの身の回りのモノでも作れます。
簡単にできて、楽しいですよ!
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。