2016年9月3日放送 第388回
科学の力でパンを作ります!
(1)
水槽に2つの電極を差し込みます。電極は電源に繋がっています。
作る装置としてはこれだけ。つまり、電気のエネルギーでパンを作るのです。
(2)
電気が流れていることを確認するため、電源と電極の間に電流計をつなぎます。
(3)
パンの材料は小麦粉とベーキングパウダー。
そこに塩と水を入れて混ぜ、装置に流し込みます。
(4)
装置のスイッチを入れます。
電流計が動きました。電気が流れている証拠です。
(5)
豆電球を用意しました。電極に電池をつなぐと電球が光ります。
(6)
この豆電球の電極の部分を材料の中に入れると・・・
(7)
豆電球が光った!
つまり、パンの材料の中を電気が流れているわけです。
(8)
材料の中を電気が流れることで、パンを作るのに必要な熱が生まれます。
この熱を「ジュール熱」と言います。つまり、この電気のエネルギーで熱を作り出しパンを作る訳です。
(9)
10分ほど待つと・・・生地が膨らんだ!パンの完成です!
(10)
電流計を見てみると・・・0を指しています。つまり、この出来上がったパンにはもう電気が流れていないのです。
(11)
材料の段階では、水分と塩があるため、電気が流れます。しかし、熱によって水分が蒸発。材料がふくらんでパンになる頃には、水分が無くなって、
電気は流れなくなるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。