でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2016年9月10日放送 第389回

「電気エネルギーで金属を溶かす!」

電気エネルギーのパワーをお見せします!

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この一斗缶に電気のエネルギーで穴をあけます。


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使うのは乾電池100本です。


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プラスの電極を一斗缶につなげます。
マイナスの電極は鉛筆の芯につなげます。


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鉛筆の先を一斗缶に近づけると・・・


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一斗缶に穴があいた!


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穴があく時、その部分が強い光を出していました。
この光は「アーク放電」と呼ばれる放電現象によって生まれる光です。


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電池100本を直列につないだ時、およそ150ボルトという高い電圧が生まれ、
炭素の棒と一斗缶の間の空気中に放電現象が起こります。その時に発生する 熱によって一斗缶を部分的に溶かしたのです。


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電気のエネルギーを使えば、金属同士をくっつけることもできます。
電源の片方の電極を金属の板につなぎます。


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金属の板の上に2枚のステンレス板を少し重ねて置きます。
この重なった部分を、もう片方の電極につないだ金属の棒で押さえます。
すると・・・


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2枚のステンレス板がくっついた!


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この方法を「スポット溶接」といいます。


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ステンレス板に大電流を流すと、流した部分だけが高熱になります。そのため、
ステンレス板が部分的に溶け、重なった部分がくっついたのです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。