2016年9月10日放送 第389回
電気エネルギーのパワーをお見せします!
(1)
この一斗缶に電気のエネルギーで穴をあけます。
(2)
使うのは乾電池100本です。
(3)
プラスの電極を一斗缶につなげます。
マイナスの電極は鉛筆の芯につなげます。
(4)
鉛筆の先を一斗缶に近づけると・・・
(5)
一斗缶に穴があいた!
(6)
穴があく時、その部分が強い光を出していました。
この光は「アーク放電」と呼ばれる放電現象によって生まれる光です。
(7)
電池100本を直列につないだ時、およそ150ボルトという高い電圧が生まれ、
炭素の棒と一斗缶の間の空気中に放電現象が起こります。その時に発生する
熱によって一斗缶を部分的に溶かしたのです。
(8)
電気のエネルギーを使えば、金属同士をくっつけることもできます。
電源の片方の電極を金属の板につなぎます。
(9)
金属の板の上に2枚のステンレス板を少し重ねて置きます。
この重なった部分を、もう片方の電極につないだ金属の棒で押さえます。
すると・・・
(10)
2枚のステンレス板がくっついた!
(11)
この方法を「スポット溶接」といいます。
(12)
ステンレス板に大電流を流すと、流した部分だけが高熱になります。そのため、
ステンレス板が部分的に溶け、重なった部分がくっついたのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。