2016年9月24日放送 第391回
燃料で走る手作りミニカーをお見せします!
(1)
これが手作りミニカーです。ビンの中に燃料が入っています。
(2)
床に置いて、火を近づけると・・・ミニカーが走った!
(3)
実はこれ、ジェットエンジンで走っているのです。
(4)
エンジン部分がどうなっているのか?こちらの透明なビンを使って見てみましょう。
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ビンの中には燃料であるアルコールと炎の色を見やすくするために塩が入っています。
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ビンの中にポンプで空気を送り、アルコールが蒸発したガスと空気を混ぜます。
(7)
ビンの中に火を入れると・・・ビンの中で炎があがります。
(8)
ビンの上にティッシュペーパーをかざすと・・・ガスが吹き上がっているのが確認できます。この吹き出るガスの反動でミニカーは走ったのです。
(9)
このエンジン部分をスローモーションで見てみると、炎が大きくなってビンの口から断続的に何度も出続けているのがわかります。
なぜこんな現象が起こるのでしょうか?
(10)
まず、最初に火を入れると、中でガスが燃焼しビンの口からガスが噴き出します。
ガスが出たことでビンの中の圧力が下がり、空気がビンの中に吸い込まれます。
(11)
すると、その空気が残ったアルコールと混ざり、熱によって再び火がつき、ガスが噴き出します。これを繰り返しているのです。
(12)
この仕組みを「パルスジェットエンジン」といいます。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。