2016年10月29日放送 第396回
なぜ、フライングディスクは遠くまで飛ぶのでしょうか?
(1)
手作りのフライングディスクを用意しました。
木枠の片面に紙を貼ったモノです。
(2)
このフライングディスクを投げると・・・まっすぐ飛んでいきます
(3)
フライングディスクが飛ぶ理由を解説しましょう。
上側と下側で空気の流れに違いが起こります。これによって飛行機の翼のように揚力、上側に引っ張られる力が働きます。
(4)
さらに、ディスクを回転させることで、ディスクがブレることなく、安定させて飛ばすことができるのです。
(5)
では、ディスクの裏側を見て下さい。このように窪んでいます。
実は、これにも理由があるのです。
(6)
裏表両面に紙を貼ったモノを用意しました。これを投げてみると・・・
(7)
フライングディスクがまっすぐ飛びません。
(8)
途中で曲がってしまいました。裏表が閉じられたモノを投げると、
揚力がディスクの前の方に発生します。すると、ディスクがあおられて傾きます。
(9)
さらに、ディスクは回転しているので、傾きが強くなり曲がってしまうのです。
(10)
ディスクが窪んでいる場合は、中心に揚力が働くため、ディスクが傾くことなく安定してまっすぐ飛ぶのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。