2016年11月5日放送 第397回
ガラス瓶を使った不思議なマジック!
(1)
ガラス瓶があります。これを手に持って先生が念力を送ると・・・
(2)
ガラス瓶が割れた! もちろん、これにはタネがあります。
(3)
瓶を持った方の手に、砂を隠し持っていました。これを瓶の中に落としたのです。
(4)
割れる瞬間をスローにした映像をご覧ください。
砂が落ちてガラス瓶の内側にキズがつくと、このように割れてしまう特殊な加工をした瓶を使ったのです。
(5)
どうやってこの瓶を作ったのか説明しましょう。
こちらは「電気炉」と呼ばれるもので、電気のエネルギーで中を高温にすることができる装置です。
(6)
この装置の中にガラス瓶を入れ、柔らかくなるギリギリの温度まで温めます。
温まった瓶を外に出し、外側を急激に冷やします。
(7)
瓶の外側を一気に冷やした場合、瓶の内側は外側に引っ張られ、ガラスにムリな力がかかっているのです。
(8)
では、その状態をこちらの装置で見てみましょう。2本の瓶があります。
片方は普通のガラス瓶、もう片方は電気炉で加工した瓶です。この2本の瓶を装置の中に入れると・・・
(9)
片方の瓶に白いスジが見えました。ムリな力がかかっていると光が曲がり、透明な瓶に色が見えるのです。スジが見えた方の瓶に砂を入れると・・・
(10)
瓶が割れました。ムリな力がかかっていると、内側にちょっとしたキズがついただけで、割れてしまうのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。