2016年11月19日放送 第399回
昔懐かしいおもちゃ「ポンポン蒸気船」は、なぜ動くのか?
(1)
こちらは、船のおもちゃです。中にあるロウソクに火をつけます。
(2)
水の上に置くと・・・船が動いた!
(3)
これは「ポンポン蒸気船」などと呼ばれる、昔からあるおもちゃです。
(4)
どういうしくみで動いているのか?手作りのおもちゃを使って解説します。
丸く加工したガラス管が船底に突き出るように取り付けてあります。
管の中には水が入っています。ロウソクに火をつけ、管を温めると・・・
(5)
船が動いた!
管の先を見ると・・・実は、水が出たり、入ったりを繰り返しています。この水の
反動で船は動いているのです。
(6)
なぜ、水は出入りするのか?水が入ったガラス管を使ってお見せしましょう。
(7)
ガラス管の先を温めると・・・空洞ができました。これは水が蒸発した水蒸気です。
(8)
管の中の水は、水蒸気によって勢いよく外に押し出されます。この時、管の中の圧力が下がり過ぎてしまい、外の水が、また管の中に戻ってくるのです。
(9)
管の中に戻ってきた水は、熱せられたガラス管によって、再び加熱されて、水が噴き出します。これを繰り返しているのです。
(10)
ポンポン蒸気船の場合、乗せたロウソクの火によって管の中の水が出入りを
繰り返します。この水の勢いで船は進むのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。