でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2016年11月26日放送 第400回

「不思議な動き 水飲み鳥」

不思議な動きをするおもちゃ!

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こちらに鳥の形をしたオモチャがあります。クチバシの部分を水に浸けると・・・


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水を飲むような動き繰り返し、動き続けます。


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これは「水飲み鳥」と呼ばれるオモチャで、コップの水が無くならない限り動き続けます。


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中がよくみえるようにむき出しにした状態のモノを使ってみます。
頭の部分にアルコールをかけて冷やすと・・・


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動き出した!  


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動く仕組みを解説します。鳥のガラスの中に入っているのは、低い温度で液化、気化する液体です。容器の中はこの液体と気体で満たされています。
鳥の頭とクチバシの部分は布で覆われています。


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クチバシが水に濡れると、布全体に水が染み込みます。鳥が起き上がると、染み込んだ水が蒸発し、気化熱によって、頭の部分が冷やされます。すると、中の気体が液体になり、体積が減ることで、胴体部分の液体を吸い上げます。


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液体を吸い上げることで、頭が重くなり、倒れます。
この時、中の液体が胴体の方へ流れていき、鳥が起き上がります。
これを繰り返すことで、水飲み鳥は動き続けるのです。


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水飲み鳥が動く仕組みを使って、ある装置を作りました。
水飲み鳥は時計につながっています。時計には電池が入っていないので、液晶は表示されていません。


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水飲み鳥を動かすと・・・


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時計が動いた! つまり、水飲み鳥を使って発電したわけです。
水飲み鳥に取り付けた磁石が、コイルの中を動くと電気が流れます。 この電気によって時計が動いたわけです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。