2016年12月17日放送 第403回
でんじろう先生が雪を降らせる!?
(1)
今日、雪を降らせるのはこの筒の中です。筒を水が入った水槽に入れると・・・
(2)
雪が降りだした!
雪が降っているように見えますが、本物の雪とはまったくの別物です。
(3)
筒の中に入っているのは水。
雪のように降っているのは「塩化アンモニウム」です。
(4)
水の中に溶けていた塩化アンモニウムが結晶として出てきたのです。
(5)
作り方を解説しましょう。水を温めて、そこに塩化アンモニウムを沢山溶かします。
(6)
水は温度が高いほど、沢山の塩化アンモニウムを溶かすことができます。
(7)
溶かしきった濃い水溶液を筒に移し、かき混ぜながら、ゆっくり50度ぐらいまで冷ましていきます。
(8)
さらに、水を入れた水槽に筒を入れて冷やすと、低い温度で溶けきれなくなった塩化アンモニウムが結晶となって、出てくるのです。
(9)
これは物質の「再結晶」という現象を利用したものだったのです。
(10)
実は、塩化アンモニウムだけではなく、ご家庭にある塩でも作れます。
こちらは、同じように塩を沢山溶かしたお湯です。
(11)
自然に冷まし、温度が下がってきたところに横から光を当てると・・・
(12)
キラキラ光っている! 塩の結晶は薄い四角形をしています。
光を当てると、このようにキラキラ光るのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。