でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2016年12月31日放送 第405回

「電気ストーブ 熱の秘密」

この季節私たちを温めてくれる電気ストーブ。
電気ストーブの熱について実験してみましょう!

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電気ストーブに使われる素材の一つが、「ニクロム線」です。
こちらに2種類の金属線があります。1つは銅線、もう1つはニクロム線です。
それぞれの線に重りがぶら下がっています。


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では、この2種類の金属線に電気を流します。
両方とも発熱してオレンジ色になりました。さらに、温度を上げます。すると・・・


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銅線が切れた!
熱によって銅線は切れてしまいましたが、ニクロム線は切れることなく発熱しています。


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ニクロム線は高い温度でも切れない性質があるのです。
そのため、電気ストーブや電熱器などで、使われているのです。


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こちらもよく見るタイプの電気ストーブです。
ヒーターの部分に「炭素」を使ったものです。これを使って実験します。


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このストーブの前に、赤外線だけを通す黒いフィルターを置きます。


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さらに、温度が高くなると色が変わる液晶シートをフィルターの手前に置きます。
ストーブのスイッチを入れると・・・


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液晶シートに文字が浮かび上がった!


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このストーブからは、強い赤外線が出ていて、それを直接受けることで熱を感じます。


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熱に反応する液晶シートには、あらかじめ赤外線を通さないモノでマスクしてありました。
そのため、文字以外の部分が、赤外線を透過し、液晶シートに文字の形が浮かびあがったのです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。