2016年12月31日放送 第405回
この季節私たちを温めてくれる電気ストーブ。
電気ストーブの熱について実験してみましょう!
(1)
電気ストーブに使われる素材の一つが、「ニクロム線」です。
こちらに2種類の金属線があります。1つは銅線、もう1つはニクロム線です。
それぞれの線に重りがぶら下がっています。
(2)
では、この2種類の金属線に電気を流します。
両方とも発熱してオレンジ色になりました。さらに、温度を上げます。すると・・・
(3)
銅線が切れた!
熱によって銅線は切れてしまいましたが、ニクロム線は切れることなく発熱しています。
(4)
ニクロム線は高い温度でも切れない性質があるのです。
そのため、電気ストーブや電熱器などで、使われているのです。
(5)
こちらもよく見るタイプの電気ストーブです。
ヒーターの部分に「炭素」を使ったものです。これを使って実験します。
(6)
このストーブの前に、赤外線だけを通す黒いフィルターを置きます。
(7)
さらに、温度が高くなると色が変わる液晶シートをフィルターの手前に置きます。
ストーブのスイッチを入れると・・・
(8)
液晶シートに文字が浮かび上がった!
(9)
このストーブからは、強い赤外線が出ていて、それを直接受けることで熱を感じます。
(10)
熱に反応する液晶シートには、あらかじめ赤外線を通さないモノでマスクしてありました。
そのため、文字以外の部分が、赤外線を透過し、液晶シートに文字の形が浮かびあがったのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。