でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2017年2月25日放送 第413回

「○○入浴剤 気泡の正体」

今日はこちらの入浴剤について実験します。
この入浴剤をお湯に入れると、気泡がでます。
この気泡の正体を解き明かしましょう。

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こちらは、入浴剤から出た気泡を集める装置です。
大きなフラスコの中には、お風呂と同じ約40℃のお湯が入っています。


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このお湯の中に、入浴剤を入れます。すると、蒸気が出てきました。


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チューブを取り付けた栓で、フラスコにフタをします。


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そして、チューブの先をせっけん水の中にいれます。
すると、水面に泡ができました。この泡は、お湯に入れた入浴剤から発生した気体によってできたモノです。


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では、この泡を切り離してみましょう。すると・・・


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泡が浮き上がっていった!


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入浴剤から発生していたのは、空気よりも軽い気体「水素」です。


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この入浴剤は「水素入浴剤」と呼ばれています。


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なぜ、水素が発生するのか?入浴剤の中に入っているのは、アルミニウムと酸化カルシウムの粉です。この二つと水が化学反応を起こし、水素が発生するのです。


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この時、入浴剤を入れたお湯にも変化が起こっています。入浴剤を入れたお湯の温度を計ってみましょう。


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最初、このお湯の温度は40℃でした。しかし、入浴剤を入れた後は67℃。
とても熱くなっています。


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この化学反応では、熱エネルギーも生まれるのです。


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そのため、このタイプの入浴剤を使うときは、ケースに入れて使います。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。