2017年4月1日放送 第418回
電気が流れることでつくられる図形について実験!
(1)
ゴム風船があります。中には食紅が入っています。
(2)
風船を布でこすり、静電気をためます。
静電気がたまると、手にくっつくようになります。
(3)
では、ゴム風船を振って、中をのぞきます。すると・・・
(4)
このように不思議な図形が見えます。
(5)
これは、電気が起こした現象。風船を摩擦すると静電気がたまります。
(6)
そこに手で触れると、電気が流れます。
(7)
すると、電気が流れた場所は静電気が無くなり、食紅がくっつかなくなります。つまりこの線は、電気が流れた跡なのです。
(8)
この図形は、発見者の名前から「リヒテンベルク図形」と呼ばれています。
(9)
では、このリヒテンベルク図形を別の方法で作ってみましょう。
木の板があります。ここに、重曹の水溶液を塗ります。重曹の水溶液は、電気を流します。また、木が燃えるのを助ける働きがあります。
(10)
では、この木の板に電気を流します、すると・・・
(11)
キレイな模様になった!
先ほどとはちょっと違いますが、これも「リヒテンベルク図形」です。
(12)
木に電気が流れると、その部分が熱くなります。重曹の水溶液には、木が燃えることを助ける働きがあるので、黒く炭になります。
(13)
電気は流れやすいところを探して左右に枝分かれしていきます。これを繰り返していった結果、細い木のような図形になるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。