でんじろう先生のはぴエネ!毎週土曜 午前11時35分~ 私たちの生活で様々な役割を果たしているエネルギー。身近だけど、意外と知らないエネルギーをでんじろう先生がおもしろ実験で徹底解明します!

2017年4月1日放送 第418回

「電気でつくる不思議な図形」

電気が流れることでつくられる図形について実験!

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ゴム風船があります。中には食紅が入っています。


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風船を布でこすり、静電気をためます。
静電気がたまると、手にくっつくようになります。


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では、ゴム風船を振って、中をのぞきます。すると・・・


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このように不思議な図形が見えます。


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これは、電気が起こした現象。風船を摩擦すると静電気がたまります。


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そこに手で触れると、電気が流れます。


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すると、電気が流れた場所は静電気が無くなり、食紅がくっつかなくなります。つまりこの線は、電気が流れた跡なのです。


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この図形は、発見者の名前から「リヒテンベルク図形」と呼ばれています。


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では、このリヒテンベルク図形を別の方法で作ってみましょう。
木の板があります。ここに、重曹の水溶液を塗ります。重曹の水溶液は、電気を流します。また、木が燃えるのを助ける働きがあります。


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では、この木の板に電気を流します、すると・・・


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キレイな模様になった!
先ほどとはちょっと違いますが、これも「リヒテンベルク図形」です。


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木に電気が流れると、その部分が熱くなります。重曹の水溶液には、木が燃えることを助ける働きがあるので、黒く炭になります。


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電気は流れやすいところを探して左右に枝分かれしていきます。これを繰り返していった結果、細い木のような図形になるのです。


★番組からのお願い★

「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。