2017年4月29日放送 第422回
慣性の法則を利用したオモチャを紹介!
(1)
こちらに筒と棒があります。棒を引いて離すとゴムの力で棒が動きますが、棒は飛び出さない仕組みになっています。
(2)
棒の先に切ったニンジンを取り付けます。
(3)
では、棒を引っ張って離します。すると・・・
(4)
ニンジンだけ飛んでいった!
ニンジンは棒の先に軽く刺してあるだけなので、「慣性の法則」によって飛んでいくのです。
(5)
棒を引いて離すと、ゴムによって棒とニンジンが勢いよく動きます。
飛び出さないようになっている棒には、止まる力が働きますが、ニンジンには止まる力は働いていません。
(6)
そのため、ニンジンだけ飛んでいくのです。これを「慣性の法則」と言います。
(7)
では、慣性の法則についてのクイズに挑戦してもらいましょう。
木のブロックに棒がきつく差し込んであります。
(8)
では、棒を上からハンマーで叩きます。すると、木のブロックはどうなるでしょう?
(9)
正解はこちら!
ブロックが上がっていく!
(10)
ハンマーで棒を叩いても、ブロックは落ちていかず、棒だけが下がっていったということなのです。これも「慣性の法則」。
(11)
一見、全く違う仕組みで動いている2つのおもちゃですが、両方とも「慣性の法則」を利用したモノなのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。