2017年7月29日放送 第435回
放物運動を利用したゲームと不思議な実験!
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まずは、あるゲームを紹介したいと思います。ピンポン玉を離れた所にあるコップに入れるゲームなのですが、条件があります。それは、ピンポン玉をバウンドさせること。
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では、ちょっとやってみましょう・・・
ピンポン玉が入った!
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入れるコツは、ピンポン玉が描く放物運動の落下点を見極め、調節することです。
(4)
では、放物運動を利用した実験をもう1つ紹介しましょう。
ここにあるのは、三脚に取り付けた筒です。ここから息を吹き込むことで、アクリル球が飛んでいく仕組みです。
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あちらをご覧ください。的があります。
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筒に取り付けたレーザーポインタを見てみると、的に当たっています。
筒の照準が的に合っている訳です。
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的は電磁石でくっついていて、スイッチが筒の先端にあります。
(8)
球が筒から発射されると同時に的も落下する仕組みになっています。
つまり、落ちる的に球を当てられるか!という実験なのです。
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では、やってみましょう。
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的に当たりました!では、飛ばす球のスピードを変えてやってみましょう。
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また当たった!
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一見、難しそうに見えますが、実は誰がやっても、吹く勢いが変わっても、必ず当たる仕組みになっているのです。
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原理を説明しましょう。仮に重力が無いとします。すると、球は真っすぐ進み、的に当たります。
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実際には重力があるので、球が的に届くまでの時間、球も的も同じだけ落下します。
そのため、球のスピードに関わらず必ず当たるという訳です。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。