2017年8月5日放送 第436回
鉱石ラジオって知っていますか?
ラジオの原点と言える、鉱石ラジオを紹介しましょう。
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こちらが、手作り鉱石ラジオです。
横に立っているのは電波をとらえるアンテナです。
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電波が出ているのがここです。これがいわば、簡易ラジオ局です。
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ラジオ局にスピーカーをつなげると、音楽が聞こえました。
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この音楽を電波で飛ばし、鉱石ラジオのアンテナで捕らえます。
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なぜ鉱石ラジオと呼ばれるのでしょうか?それは、検波器と呼ばれる部分に鉱石、天然の石が使われているからです。
使われている鉱石は『黄鉄鉱』というものです。
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実は、このラジオは電源につながっていません。
送られてくる電波のエネルギーだけを使って動くラジオなのです。
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このイヤホンでラジオを聴くことができます。では、イヤホンの変わりにスピーカーをつないで音を大きくしてみましょう。
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ラジオから音楽が聞こえた!
これがラジオの原点となった鉱石ラジオなのです。
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簡単に説明しましょう。ラジオ局から送られてくる電波は、1秒間に約100万回も振動しています。ラジオの音は、その電波に乗せて、形を変え送っています。
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そして、受信側に鉱石をつなぐことで、送られてきた波の形を元に戻し、音を取り出します。それが、検波器、鉱石の役割なのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。