2017年9月16日放送 第442回
スムーズに回転するオモチャの仕組みを解説!
(1)
これは『ハンドスピナー』と呼ばれるモノ、回転させて遊ぶオモチャです。
なぜ、こんなにスムーズに回転するのか?中を見てみましょう。
(2)
ハンドスピナーを分解してみると、2つのリングの間に複数の球が入っています。
このような装置を「ベアリング」と言います。
(3)
こちらの模型を使ってベアリングの動きをお見せしましょう。
(4)
真ん中のリングが回転すると・・・このピンポン玉1つ1つが回転します。
(5)
2つのリングの間に複数の球を使うことで、摩擦を小さくすることができ、回転しやすくなります。そのため、ベアリングは自転車の車輪や新幹線など、回転する装置のあらゆる部分で使われています。
(6)
ベアリングの原型となった仕組みをお見せしましょう。
丸い棒をいくつも並べたモノです。
(7)
この上に板と炭酸ガスボンベを乗せ、スタッフが乗っています。
炭酸ガスボンベを噴射させると・・・
(8)
噴射だけで人が簡単に動いた!
これは「コロ」と呼ばれている仕組みで、昔の人がスムーズにモノを運ぶ方法として考え出されたものです。
(9)
先ほどのベアリングも基本的には同じ原理。
この丸い棒を球にして、リング状に並べたモノが「ベアリング」なのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。