2017年10月7日放送 第445回
なぜ夕方になると空が赤く見えるのでしょうか?
(1)
では、夕焼けを作ってみましょう。
このライトが太陽です。
(2)
そして、この水槽には『床用ワックスを水でうすめた液体』が入っています。
これが、空気とします。では、ライトの光を水槽に当ててみましょう。
(3)
液体が青くなりました。
太陽の光は赤から青まで様々な色の光が混ざっています。
(4)
空は空気によって青い光が散乱して青っぽくなるのです。これが『青空』です。
(5)
では、水槽を重ねて、太陽の光が通る空気の層を厚くしていきましょう。
(6)
光が赤くなった!
これが『夕焼け』です。
(7)
なぜ空気の層が厚くなると赤くなったのか?
ライトの前に赤と青のフィルターを置きます。
(8)
赤の光だけが通り抜けました。
青い光は散乱して途中で見えなくなりますが、赤い光は散乱しにくいため液体を通り抜け、スクリーンが赤くなったのです。これが『夕焼け』の仕組みです。
(9)
太陽が高い位置にある日中は、空気によって散乱した青い光による『青空』が見えます。
太陽の位置が低くなる夕方は、光が空気中を通る距離が長くなり、通り抜けた赤い光が雲などを照らし『夕焼け』になるのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。